バランスのよい食事で健康維持

標準

患者への生活習慣や食事指導は、看護師の大切な仕事です。どんなに健康な人でも、長期にわたってバランスの悪い食生活を続けていれば、やがて心身の疾患を抱えるようになります。とはいえ、3食しっかりバランスのよい食事ができる人はそう多くありません。しかし、2つのポイントを押さえるだけで、コンビニのご飯やレトルト食品、外食などが多い人でも、バランスよく健康的な食生活が送れます。

普段の食事をバランスのよい食事に変えて、健康を維持するためのポイントは名前で選ぶことです。コンビニのご飯や惣菜、レトルト食品、冷凍食品などのパッケージには、栄養バランスをよくするためのヒントが隠れています。パッケージに、「野菜たっぷり」「1/3日分の野菜がとれる」「たんぱく質がとれる」などのキャッチコピーが書かれた商品を選びましょう。パッケージの、何がとれるかの表記に注目して商品を選ぶのです。

2つ目のポイントは、3色を揃えることが挙げられます。主食の白もしくは黄、主菜の赤、副菜の緑が揃った食事を心がけると、バランスよく栄養がとれるのです。普段の食事を、1色にしないことを意識づけるとよいでしょう。たとえば、ただの塩むすびを選ぶと主食の白しかありません。そこで鮭おにぎりに変えると主菜の赤がプラスされ、さらに野菜サラダまたは漬物をプラスすれば副菜の緑が加わります。このように、ちょっとした変化から始めることで、バランスのよい食事へのハードルが下がるのです。